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インフルエンザによる熱性けいれんにはラピアクタを

2019年06月22日
せきが出る女性

小児がインフルエンザを発症した場合、一般的には大人と同様にタミフルが最も広く使用されています。特に吸入薬の使用が難しい10歳以下の小児では、タミフルの使用率はさらに高くなっていると推測されており、インフルエンザの治療薬=タミフルという関係図が大人子ども関係なく出来上がっているといえます。
しかし、タミフルを服用できない小児もおり、このような経口投与が困難な場合、あるいは鎮静が必要な小児にも使用できるのが、点滴静注で投与するラピアクタです。
そのため、この薬はタミフルが服用できない子のための薬という印象がつきがちですが実は最近のデータでこの印象ががらりと変わるデータが発表されました。
それは実はラピアクタによる解熱効果がタミフルによる解熱効果よりもより早く認められるとされる臨床データが得られたのです。
インフルエンザによる熱性けいれんと診断され入院した小児約50例で、この2つの薬の解熱効果を比較したところ、投与開始から解熱までの解熱時間はラピアクタのほうが有意に短いというデータが出ました。
熱性けいれんは高熱が急激に出た場合に起こりやすく、乳児では重篤な症状に陥ることもある要注意の症状です。
特に急激に熱がでやすい手足口病やインフルエンザなどの病気にかかった際になりやすく急に震えだしたり、呼吸が困難な状態が何秒か続くなどの症状が出ます。
また、1日に何度も熱性けいれんの症状がでると要注意であり、熱をなるべく早く下げることが大切だとされています。
そのため、早く熱が下げられるということはとても重要で、このデータからインフルエンザによる熱性けいれんをおこしている人にはタミフルよりもラピアクタの方が効果的だということが分かったのです。